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Friday, May 21, 2021

67歳記者の接種ルポ…「痛くない」は本当、当日のウォーキングとお酒はダメ - 読売新聞

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 新型コロナウイルスの早期収束の切り札として期待がかかるワクチン。接種の予約が殺到するなど、各地で混乱ぶりもみられるが、医療従事者に続き、65歳以上の高齢者の接種が進む。集団接種の会場は「密」になっていないか、痛みはないか、副反応はどうか――。栃木県真岡市に住む67歳の記者が、実際に同市の集団接種の予約や会場での接種を体験し、その後の体調を含めて報告する。(小堀日出春)

 同市の高齢者向けの接種予約は、個別接種が4月26日から、集団接種が同30日から始まった。記者は集団接種を選び、30日午前8時半、インターネットでの予約を試みたが、希望した5月13日の予約枠はすぐに埋まり、20日の予約を何とか確保した。受け付け初日の殺到ぶりがうかがえた。

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 5月20日の接種当日。会場の市スポーツ交流館は約700平方メートルと広く、換気のため窓が開けられていた。午後1時半の受け付け開始時刻の10分前に会場入り。入場時は検温のほか、手指消毒を求められ、受け付け待ちのために座る折りたたみいすも一つずつ間隔が空けられ、密対策が取られていた。

 この時間帯の被接種者は43人。会場では医師2人、看護師7人、市職員スタッフ14人がそれぞれの持ち場で被接種者らを誘導し、業務に当たっていた。記者も誘導に従い、受け付け、予診票の確認を経て、医師による問診場所に向かった。

 記者は現在、週5日は新聞記者として働いている。ウォーキングが趣味。毎日10キロほど歩いており、健康体を自負する。このため、予診票には予防接種で問題があったことがない、薬でアレルギー反応を起こしたことがないなどと書き入れており、医師も「問題なさそうですね」と話し、「何か聞きたいことは」と問われたので、「接種後、ウォーキングをしてもいいか」と尋ねると、「副反応が出る人もいるので、控えた方がいいですね。お酒もですよ」と言われ、本日のウォーキングは諦めた。

 いよいよ看護師による接種。「腕はだらりと力を抜いてください。その方が痛くありません」。確かにほんの少しチクッとしただけで痛くない。みんなが言っていたことは本当だった。

 同市の場合、2回目の予約は接種後、そのまま会場で取るシステム。3週間後の予約を取り、副反応が出ないか15分間、待機場所で様子を見てから、問題がなかったので会場を後にした。所要時間は会場入りしてから約1時間、受け付けからは約30分だった。

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 普段は夕方からウォーキングをするが、この日の夜は医師の指示に従い、夕刊を読んだり、録画していたテレビドラマを見たりして早めに床に就いた。

 21日朝は、腕に軽い鈍痛があったものの、寝覚めも悪くはなかった。雨が降っていたので早朝ウォーキングをせず、仕事に向かった。21日午後3時現在、注射を受けた上腕に軽い痛みは残るが、倦怠けんたい感や発熱など副反応とみられる症状はない。

 市によると、今月からスタートした高齢者向けの個別・集団接種双方で、19日現在、1回目の接種を終えた人は対象者(約2万1000人)の約12%に当たる計2535人。予約は全体の7割が済ませており、予約している高齢者は7月中に2回目の接種を終了する見通し。副反応は軽い症状はあるものの、強いアレルギー反応(アナフィラキシー)に当たる報告はないという。

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