今日2日(金)も梅雨前線は本州の南岸に停滞しています。特に東海から関東にかけて雨雲が発達し、大雨に警戒が必要です。 本州の南岸に停滞している梅雨前線は南から次々に暖かく湿った空気が流れ込んでいるため活動が活発です。上空の気圧の谷が西から進んできているため、特に東海や関東など東日本の太平洋側で雨雲が発達しています。 朝は東海地方を中心に広がっていた活発な雨雲が関東にも拡大してきました。11時までの1時間の雨量は神奈川県三浦市で29.5mm、横浜市で13.0mm、東京都心で10.5mm、静岡県富士市で18.0mmを観測しています。 11時時点で関東甲信や東海、近畿などに大雨警報や洪水警報が出ており、静岡県と伊豆諸島北部には土砂災害警戒情報が発表中です。午後は関東を中心に断続的に強い雨が降り、局地的には激しく降ることがあります。
総雨量は多い所で400mmに迫る
連日の大雨によって近畿南部や東海、伊豆諸島を中心に積算雨量が増加しています。11時までの48時間雨量は伊豆諸島・新島で388.5mm、和歌山県西川で354.0mm、静岡県伊豆市・天城山で337.5mmなど多い所で300mmを超えました。 こうした地域は特に土砂災害の危険性が高いと考えられ、今後は少しの雨でも災害が発生してもおかしくありません。雨が小康状態になった後もしばらくの間は急な斜面など危険な箇所には近づかないようにしてください。
午後は関東が雨のピークに
発達した雨雲は午後にかけて東に移動し、この後は関東が雨の中心になる見込みです。静岡県内では昼過ぎにかけて、関東各地では昼から夕方にかけて局地的に1時間に30mmを超えるような激しい雨の降るおそれがあります。 東京都心など大都市でも土砂降りの雨になって、一時的に道路が冠水してもおかしくありません。雨のピーク時は視界も悪くなりますので、特に車を運転する際は速度を控えめにし、安全の確保をお願いします。 夕方以降は一旦、雨が小康状態になるものの、深夜から明日3日(土)の早朝は再び雨の強まる可能性があり、安心のできない状況が続きます。明日3日(土)正午までの24時間に多い所では100~150mmの雨が予想され、警戒が必要です。
ウェザーニュース
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