下村政調会長、総裁選不出馬を表明…首相から「出馬なら経済対策はお願いできない」 - 読売新聞

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　自民党の下村政調会長は３０日午後、９月の党総裁選への出馬を見送る考えを表明した。下村氏は党本部で記者団に対し、「出馬するために政調会長を辞任することは、党の政策責任者としての責任を放棄することになり、私利私欲と映ってしまう」と述べた。

　下村氏は３０日午前、菅首相（党総裁）と首相官邸で会談した。下村氏によると、新型コロナウイルス対策のための追加の経済対策の議論に着手するにあたり、首相から「政調会長が総裁選に出馬するなら、（下村氏に取りまとめを）お願いできない」と伝えられたという。下村氏は記者団に「喫緊のコロナ対応、（追加の経済対策を盛り込んだ）補正予算の取りまとめに全力で取り組むことが大切だ。私が取りまとめ、政府に提言することを最優先すべきだと判断した」と語った。

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