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Sunday, December 5, 2021

バロンドールを逃したレヴァンドフスキ。それでも君は世界最高だ - Goal.com

Getty Images

ロベルト・レヴァンドフスキはバロンドールを受賞するべきだった。これは一切間違いがない。

今年のレヴァンドフスキがリオネル・メッシに継ぐ2位に甘んじるべきだったかどうか…これは確かに正当な議論を行う必要がある。だが、『フランス・フットボール』がコロナウイルス禍により投票を中止した2020年、彼が受賞に値する結果を残したことは誰も否定できない。

Lionel Messi Ballon d

メッシでさえ、授賞式ではレヴァンドフスキこそ昨年の世界最高の選手だったと認めているのだ。

「ロベルト、君はバロンドールに値する。昨年、君こそがこの賞の受賞者だと誰もが同意していた」

レヴァンドフスキは2020年、チャンピオンズリーグを含む3冠を達成した。だが今年に入ってからの方が個人としての調子がよかったことも確かだ。

チャンピオンズリーグではエースを欠いてパリ・サンジェルマンの前に敗退に追い込まれたが、ブンデスリーガを制して1シーズン最多得点記録を樹立した。代表での活動も同様に、レヴァンドフスキのポーランド代表でのパフォーマンスは素晴らしかった。この12か月で12試合に出場し11ゴールを挙げた。このうちEURO2020では3試合で3ゴールを挙げている。

ポーランドはEUROでの下馬評は低かったが、レヴァンドフスキは母国のために自分のできる限りのことをした。カタールW杯予選をイングランドの下の順位で終え、プレーオフに進める位置につけたことも彼の力があってこそだ。

■すでに次なる戦いをスタートさせた

Robert Lewandowski Bayern Munich Borussia Dortmund

レヴァンドフスキは今季、ブンデスリーガでもCLでも得点ランクで首位に立っている。この活躍で、早くも来年のバロンドール候補として注目されている。

両コンペティションで得点王となれば、来年の投票者が他の選手を推すことは難しい。来年W杯が控えていたとしてもだ。

実際、ポーランド代表でレヴァンドフスキがいくら得点したところで、W杯で成功することは不可能に等しい。世界最高の選手になるためにレヴァンドフスキは他に何をすればよいだろうか。ローター・マテウス氏は途方に暮れている。

「レヴァンドフスキはブンデスリーガでもCLでも最高レベルのプレーを見せている。トップスコアラーとして素晴らしい試合をし、記録を打ち立てた。だが、決定権のある記者がメッシに決めたのだから、私たちもメッシを祝わないといけない。だが私にとっては、ロベルト・レヴァンドフスキこそが2021年のベストプレーヤーだよ」

レヴァンドフスキにできることといえば、ゴールを決め続け2022年バロンドールの議論から外れないようにすることだけだ。

元チームメイトのリヨンDFジェローム・ボアテングもこれに同意している。レヴァンドフスキについてモチベーションの面で心配はないという。

「バロンドールを逃したことで打ちのめされてはいないだろうが、たしかに彼にとって大きな落胆の種だったはずだ。だが僕の知っている彼ならば、逆にそれがモチベーションになっているだろう。彼は挑戦し続ける。間違いないよ。今シーズンのスタッツだけを見てもありえない記録だ」

レヴァンドフスキの次なる戦いはすでにスタートしている。バロンドールでの授賞式後、最初の試合はドルトムント戦だった。“デア・クラシカー”を前にマテウス氏は「土曜日にバロンドールのことを考えたりはせず、チームのこと、クラブのことを考えるだろう。ドルトムントでよい試合をして、得点を決め、勝ち点3を取るためにね」と語っていたが、結果はそのとおりだった。

レヴァンドフスキはPKを含む2得点で3-2の勝利に貢献。ドルトムントの本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクではレヴァンドフスキを動揺させるように「メッシ!」と叫ぶ声が聞かれたが、世界最高の選手に対しては効果はなかったようだ。

試合後も「当然の勝利を手にしたということだけが重要」とクールにコメント。彼は後ろを振り返っていない。見ているのは前だけだ。

すでに現時点で彼が世界最高の選手の一人であることに何の疑いもない。だが、この調子で活躍を続けていけば、来年こそ世界最高の栄誉を手にできるはずだ。

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