大阪ニュース
2020年4月2日
東京を拠点に国内外で活躍する切り絵作家の久保修さん(68)の個展「色の香り展」が1日、大阪市北区の阪急うめだ本店・美術画廊で開幕した。日本の風景や食材をテーマにした原画など、約40点を展示している。7日まで。
「自然の香りを感じてもらえれば」とアピールする久保さん=1日、大阪市北区の阪急うめだ本店 |
久保さんは、日本の四季折々の作品で高い評価を受け、これまで米国やスペイン、ポルトガルなどで展覧会を開催。ふるさと切手「天神祭」のデザインにも採用されるなど多方面で活躍し、昨年12月には文化庁長官表彰を受賞している。
白、黒色の下絵に和紙を重ねアートナイフで切りぬき、最終的に残った黒い線が全てつながるのが大きな特徴。色部分は絵の具などを独自に混ぜ合わせ、和紙を染めたものを丁寧に貼り付け、仕上げている。
展示作品は春のサクラや夏のハス、アサガオなどまさに四季折々。同じ花や葉も一つ一つに微妙な色合いの変化があり、縁の黒色とのコントラストが鮮やかさを際立たせている。
大阪での個展は3年ぶりで、久保さんは「大阪はこの職業をスタートした土地でもあり、ほっとしている。作品を通して自然の香りを感じとっていただければうれしい」とアピールしていた。
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April 02, 2020 at 09:06AM
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色の香りテーマ40点 切り絵画家、久保さん個展 - 大阪日日新聞 - 大阪日日新聞
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