〈雲はわき光あふれて/天たかく純白のたま/きょうぞ飛ぶ〉。夏の甲子園の大会歌「栄冠は君に輝く」は、70年以上も歌い継がれている。作詞した加賀大介さんは元球児。朝日新聞によると、16歳のとき試合中のケガで骨髄炎を患い、右足の膝下を切断した ▼歌詞に〈風をうち大地をけりて〉とある。もう大地を蹴れない加賀さんは、筆にどんな思いを込めただろう。グラウンドで躍動する若者の輝きに、目を細める姿が浮かぶ ▼〈白熱の力ぞ技ぞ/若人よいざ〉。甲子園は中止だが、独自の県大会が7月4日に開幕する。聖地という目標はなくても、球児たちは野球を通じ、かけがえのない価値をつかんでいるはずだ ▼誰も見ていない場所で何千、何万と繰り返した素振りは、努力を継続する粘り強さを。地面すれすれの打球に飛び込む守備は、諦めない心と勇気を。エラーした仲間を気遣う「ドンマイ」は、思いやりを ▼どれも、長い社会人生活に不可欠な資質だ。歯を食いしばり、土にまみれて白球を追った時間は、野球から離れても道を照らしてくれる ▼3年生には集大成の大会。調整期間が短い分、無理してケガせぬよう気を付け、力を出し切ってほしい。〈感激をまぶたにえがけ/ああ栄冠は君に輝く〉。プレーできる幸せをかみしめて、という加賀さんのメッセージを贈りたい。(吉田央)
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May 27, 2020 at 11:01AM
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