沖縄県は31日、新たに39人が新型コロナに感染したと発表した。県内の累計感染者数は7550人となった。
30日の県発表では、70代以上35人含む男女80人の感染が判明。推定感染経路別では施設内感染が33人に上り、家族内16人が続いた。地域別最多のうるま市では複数の施設で感染者が増加。クラスター(感染者集団)発生の可能性も含めて県が調べている。
感染者の増加が続いていた宮古島市のデイサービス施設では26日までに21人の感染が確認され、県は112例目のクラスターと認定。同市では別の高齢者施設でもクラスターが発生し、入居者24人が施設内療養中。医療体制の逼迫が続く中、県の陽性を受けて派遣された陸上自衛隊第15旅団災害派遣隊が31日、高齢者福祉施設の医療支援に入った。
30日の発表では、県内の直近1週間(23~29日)の人口10万人当たり新規感染者は47・24人で、東京の47・24人に次いで全国2番目に高かった。29日夜の県の専門家会議では、2月7日を期限とする県独自の緊急事態宣言について延長すべきとの意見で一致。県は2月1日、対策本部会議を開き、対応を協議する。
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