足利の山火事、計２０７世帯に避難勧告…政府は官邸に情報連絡室設置 - 読売新聞

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　栃木県足利市で延焼が続く山火事について、政府は２５日午前、首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置し、情報収集に当たった。

　栃木県足利市の両崖山（りょうがいさん）の山火事は、発生から５日目の２５日朝も延焼が続き、消火活動が再開された。この日は東寄りの風が吹き、両崖山の北西部にある同市大岩町に火が広がっていることから、市は同日朝、新たに同地域の３０世帯約６０人に避難勧告を発令。避難勧告は合計で２０７世帯に増えた。けが人や民家への延焼は確認されていない。

　２４日夜には３か所の避難所に計３７人が避難していたが、２５日午前８時現在、１か所に９世帯１５人が避難している。

　両崖山の北西部を走る北関東道・足利インターチェンジ（ＩＣ）―太田桐生ＩＣ間は２４日午後１０時２０分から通行止めが続き、２５日午前１０時現在、再開のめどは立っていない。

　市によると、これまでに尾根続きの天狗山を含め、約７６・５ヘクタールの山林が焼失。２４日には両崖山山頂付近にある御岳神社が全焼したのも確認された。

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