2021年05月21日05時45分
愛知県議会議長宛てに、大村知事の不信任議決請願書を提出する高須院長（右）＝２０２０年６月、名古屋市の同議事堂
大村秀章愛知県知事の解職請求（リコール）運動の不正署名をめぐり、リコール団体事務局長の田中孝博容疑者（５９）が逮捕された事件で、団体の代表を務めた美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長の女性秘書が、田中容疑者の依頼を受け不正署名に指印していたことが２１日までに分かった。
県警は、署名の偽造は同容疑者が主導し、幅広く事務局関係者らに手伝わせていたとみて調べている。
高須氏によると、この秘書は昨年１０～１１月に名古屋市内で、事務局幹部だった元常滑市議の男性らと共に、押印のない署名簿に指印したという。高須氏は取材に、「田中事務局長に頼まれて指印したと秘書から聞いた。『違法ではないからやってくれ』と言われたようだ」と話した。 
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