１日午後３時４５分頃、東京都立川市曙町のホテルから男性の声で「刃物で刺された。助けてくれ」と１１９番があった。警察官が駆けつけると、５階で男女２人が血を流して倒れており、女性が搬送先の病院で死亡し、男性も意識不明の重体。ホテルの防犯カメラに逃走する若い男の姿が映っており、警視庁は殺人事件として立川署に特別捜査本部を設置し、逃げた男の行方を追っている。
発表によると、女性は３０歳代とみられ、客室内のベッド脇で胸や腹など数十か所を刺されていた。男性は２０歳代とみられ、この部屋の前の廊下で腹を刺されて倒れていた。廊下の壁に血の付いた包丁（刃渡り約２０センチ）が刺さっていた。
防犯カメラには、男が一人で入室後、女性が同じ部屋に入り、その後、部屋を訪れた男性が刺され、男が逃げる様子が映っていたという。男は黒っぽい服装で、リュックサックを背負っていた。現場は、ＪＲ立川駅から約３５０メートルの繁華街。
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