東京都の小池百合子知事は4日、上野動物園(台東区)のメスのジャイアントパンダ「シンシン」(15歳)に妊娠の兆候が確認されたと明らかにした。上野動物園は新型コロナウイルスの感染拡大で、昨年12月から臨時休園が続いていたが、緊急事態宣言の再延長に合わせ都の措置が緩和されたことを受け、この日から再開。訪れた人から赤ちゃん誕生への期待の声が上がった。
シンシンは今年3月、オスの「リーリー」(15歳)との間で交尾行動が確認されていた。上野動物園によると、シンシンは最近になって食欲不振が続き、休息時間が長引くなど妊娠時に特有の兆候がみられるようになった。ただ、実際には妊娠していない「偽妊娠」の可能性もあるという。
シンシンは2017年に「シャンシャン」(メス、3歳)を出産しており、今回出産すれば4年ぶりとなる。冨田恭正副園長は「交尾行動が確認されてから健康を崩さないよう気をつけていた。何とか無事に生まれてほしい」と話した。シンシンは当面、展示を中止する。
この日はあいにくの雨となったが、開園前から親子連れら約180人が列を作った。東京都北区の広告業の女性(42)は「待ちに待った再開でうれしい。シンシンが元気な赤ちゃんを産んでくれれば、もっとうれしい」と笑顔で話した。
上野動物園は感染拡大防止のため、当面は事前予約制を取り、1日の来園者数を上限2000人にとどめる。
からの記事と詳細 ( 上野のパンダ「シンシン」に妊娠の兆候…動物園再開、親子連れらが期待の声 - 読売新聞 )
https://ift.tt/3g6GA9U
日本
No comments:
Post a Comment