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東京・立川市のホテルで風俗店店員の女性が刃物で殺害された事件で、逮捕された19歳の少年と女性の間に面識が全くなかったことがわかりました。警視庁は殺害する目的で風俗店を利用したとみて調べています。 この事件は1日、立川市のホテルで、風俗店の店員の女性(31)が全身およそ70か所を刃物で刺され死亡し、同じ店で働く男性(25)も腹を刺され重傷を負ったものです。 警視庁は2日、男性への殺人未遂の疑いで19歳の少年を逮捕しましたが、その後の捜査関係者への取材で、少年と女性の間に面識が全く無かったことがわかりました。 捜査関係者によりますと、少年は事実関係について黙秘していますが、当初の取り調べでは「人を殺す動画を見て刺激を受けた」「無理心中しようと思い、その様子を撮影しようとした」などと供述していたということで、警視庁は殺害する目的で風俗店を利用したとみています。 少年の母親によりますと、少年は高校でいじめにあい通信制の高校に転校していて、卒業後は仕事を転々としましたがいずれも長く続かず、「世の中おかしい。学校の先生が駄目だ。日本に生まれて損をした」などと話していたということです。 少年は当初の取り調べでも社会への不満を口にしていたということで、警視庁は動機などについて詳しく調べています。(03日11:24)
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