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Friday, November 26, 2021

中村獅童、息子・小川陽喜君の指導は「心を鬼にして」 来年1月に歌舞伎座で初お目見得 - 時事通信

2021年11月26日22時12分

写真撮影に応じる中村獅童(右)と小川陽喜君=26日、東京

写真撮影に応じる中村獅童(右)と小川陽喜君=26日、東京

 歌舞伎俳優の中村獅童が26日、東京都内で来年1月の歌舞伎座公演「壽 初春大歌舞伎」の記者会見を行った。同公演では、自身が出演する第一部の「祝春元禄花見踊」で息子・小川陽喜君が初お目見得となる。獅童は「何が何でも歌舞伎の道に進んでほしいという思いはなかった。自分から『やりたい』と言ってくれたでの、本当にうれしい」と心境を明かした。

 この日は陽喜君も、初めて着るという紋付き袴姿で登場した。「こんにちは。小川陽喜です。3歳です」。元気にあいさつした陽喜君が、報道陣のリクエストに応じる形で笑顔を見せると、獅童は「いつの間に、できるようになったんだ!」と驚きの声を上げた。

 陽喜君と二人で取材に応じる思いを聞かれ、「父親が(廃業して)歌舞伎役者ではなかったので、変な気分」とコメント。「子供と着物姿で金びょうぶの前に立つ日が来るとは、あまり思っていなかった。こうやって二人でここに立ち、本当に胸がいっぱいですね」と感慨深げだった。

 「普段は親子というより友達みたいになっている」と話す獅童。「皆さんは優しいけれど、一人ぐらい厳しい人間がいないといけないと思う。舞台に関しては、心を鬼にして教えていかなければ」などと語った。

 「壽 初春大歌舞伎」は来年1月2日から27日まで。

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