東京都内の21日の感染確認は9699人で、3日連続で過去最多となりました。また自宅で療養している人は去年9月以来、2万人を超えました。都の担当者は「オミクロン株の影響で急拡大していて、まだ減少の兆しは見えない状況だ」として、対策の徹底を強く呼びかけています。
東京都は21日、都内で新たに「10歳未満」から「100歳以上」までの男女合わせて9699人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
20日の8638人を1000人余り上回って初めて9000人を超え、1日の感染確認としては3日連続で過去最多となりました。
また21日までの7日間平均は、前の週の3.2倍の6193.0人となり、初めて6000人を超え、感染拡大が続いています。
感染が確認された9699人の年代別では、10歳未満が880人、10代は初めて1000人を超えて1078人、20代が2973人、30代が1835人、40代が1333人、50代が847人、60代が381人、70代が218人、80代が117人、90代が34人、100歳以上が3人です。
10歳未満から80代までの年代で過去最多になりました。
10歳未満から30代までが全体の7割近くを占めています。
一方、65歳以上は513人で過去最多となり、高齢者にも感染が広がっています。
また21日感染が確認された9699人の半数近くにあたる4521人は、ワクチンを2回、接種していました。
無症状は903人で過去最多です。
感染が確認された9699人のうち感染経路が分かっているのは3502人です。
このうち、最も多いのは「家庭内」の2059人で、およそ58.8%に上り過去最多となりました。
次いで、「施設内」が548人でした。
「施設内」感染の事例として、4つの大学の学生寮のほか小学校や幼稚園、保育園でもクラスターが相次いで確認されています。
都の担当者は「オミクロン株の影響で急拡大していて、検査件数や発熱相談センターの相談件数などを見ても、まだ減少の兆しは見えない状況だ」として、不要不急の外出自粛や基本的感染防止対策の徹底を強く呼びかけています。
また、入院している人は21日時点で2204人となり20日に続いて2000人を超えました。
自宅で療養している人は20日から4300人余り増えて2万3270人となり、去年9月以来、2万人を超えました。
一方、都の基準で集計した21日時点の重症の患者は、20日より2人増えて11人でした。
死亡した人の発表はありませんでした。
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