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Tuesday, February 22, 2022

新たな脅威“ステルス・オミクロン” 「間違いなく置き換わる」専門家分析 - テレビ朝日

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 新たな脅威も東京で確認されています。今のオミクロン株よりも感染力が強いとされる「ステルス・オミクロン」の症状や特徴が明らかになってきました。

 変異を続けるウイルス。いたちごっことなるのでしょうか。

 名古屋市衛生研究所微生物部・柴田伸一郎部長:「県の方から発表があったと思うんですけど、名古屋市でも検出されています」

 愛知県でも確認されたステルス・オミクロンと呼ばれる「BA.2」の解析が進んでいます。オミクロン株のなかに一部、遺伝子配列がすっぽり抜けているものがあります。

 名古屋市衛生研究所微生物部・柴田伸一郎部長:「こういうところが抜けることがままみられますので、BA.2ではないかというふうには思っています。突然、どこからか、すごく変異が多いウイルスが出てくる可能性もあります。もし見つかった場合は早期に対応することによって、感染拡大を予防することが可能ではないかというふうに考えて、こういった解析をしています」

 先週、東京都でも市中感染とみられる事例が初めて確認されました。

 東京都・小池百合子知事:「BA.2の6例のうち、2例が市中感染ということで疑われる」

 オミクロン株「BA.1」の一種で、感染力が強いとされるBA.2。世界でも置き換わりが進んでいます。

 東京iCDC専門家ボード座長・賀来満夫医師:「BA.2がデンマークなどは置き換わっている」

 デンマークなどでは半数に迫る広がりをみせ、都内でも去年12月から合わせて7人の感染が確認されています。

 そのデンマークではブースター接種が進んだことなどからマスク着用義務などが撤廃、緩和へ向かっています。

 専門家は東京都でもBA.2に置き換わると断言しています。

 東京大学医科学研究所・佐藤佳准教授:「BA.2(ステルス)に置き換わることは間違いない。BA.1とBA.2の間には(スパイクたんぱく質に)27カ所の違いがある。一番、最初に生まれた新型コロナとデルタ株の間には11カ所の違い、BA.1とBA.2(ステルス)の方は2倍以上違いがある」

 BA.2について研究を続ける東京大学医科学研究所。人工的に作ったBA.2では、重症化につながる毒性の強さが明らかになりました。

 東京大学医科学研究所・佐藤佳准教授:「僕たちのハムスターの(研究)結果では、BA.2(ステルス)のスパイク遺伝子を持ったウイルスの方がBA.1のスパイク遺伝子を持ったウイルスよりも毒性は高い」

 もう一つの大きな違いは感染力の高さです。

 東京大学医科学研究所・佐藤佳准教授:「BA.1よりも(感染力は)1.4倍高いという結果になっている。人のなかでの流行のしやすさがBA.1よりBA.2の方が高いことはたぶん間違いない」

 国内で進むブースター接種。気になるのはワクチンの効果です。

 東京大学医科学研究所・佐藤佳准教授:「重症化を抑える効果は多分あると思う。推測なので、まだ何とも分からない」

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