浜松市の北部「北遠」に位置する天竜区熊［くま］地区。地元では親しみを込めて「くんま」と呼ぶ。そんな地域にある「くんま水車の里」は人情味あふれる道の駅。地元のお母さんたちが手作りする料理を求めて、遠方からのリピーターが多い。気温が高くなるこれからの時期の一推しは、山の幸たっぷりの「天おろしそば」。
提供するそばは同所で手作りする田舎そばで、こしがあり食べ応え十分。近くの「北遠まい茸［たけ］センター」から届くマイタケと旬の野菜の天ぷらがのり、それぞれの食材の風味が楽しめる。高橋薫さん（７５）は「くんま産のマイタケはどっしりしていて香りが強いのが特長。ここで食べて物産館で購入して帰る方もいる」と話す。新緑が美しい山並みと阿多古川を望むテラス席がお薦め。小鉢と甘味が付いて１２１０円。
マイタケの天ぷらに３人分のそばを盛り、さらに天ぷらをのせた高さ２５センチ、重さ２キロ以上の大盛りメニュー「熊二郎」（２５００円）もある。
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