気持ちを緩めてくれたり、暮らしを豊かに彩ってくれる香り。自分にフィットしてくれる香りの見つけ方や取り入れ方などを、“アロマ調香デザイン(R)”の第一人者である齋藤智子さんがレクチャー。香りのある生活を気軽に始めてみて。
香りをもっと楽しむための5つのアイデア。
1、「流行りの香り」だけではなく、いろいろ嗅いで自分に合う香りを選ぼう。
香りを楽しむためには、自分が心地よく感じるものとの出合いが大切。
「いろいろなアロマや香りの商品が発売されているので、やはり実際に自分で嗅いでみて、自分にとって心地よく思えるものを探すのがいいと思います。また香りを組み合わせるのもいい方法です。精油を2〜3種類、1滴ずつ垂らしてみると、なじみのある香りががらりと表情を変えるのが魅力。調香で自分好みの香りを見つけるのも醍醐味です」
2、おすすめのアロマの使い方は、精油を1滴ティッシュに垂らす方法。
手軽にアロマを楽しむなら、ティッシュペーパーを使う方法が簡単。
「ティッシュにお好みのアロマを1滴垂らして置くだけで、ふわりと香らせる方法は、私自身も毎日のように使っている簡単テクニック。玄関ならきれいな器に入れたり、寝室ならサイドテーブルや枕の下などに入れてみてください。お手入れの手間も必要なく、香りがなくなったら捨てられるので、毎日気分に合わせて手軽に香りを楽しめます」
3、香りモノが苦手な人は柑橘系やウッド系をほのかに香らせて。
「香りが強く出やすい合成香料を使っているものより、ナチュラルな香りを楽しめる精油などの天然香料がおすすめです。清潔感を与えるような天然のレモンなどの柑橘系のアロマ(精油)や、ヒノキやサイプレスなどウッド系の香りをほのかに香らせてみて。また、吹きかけるだけで香りが広がるルームスプレーは、香りの持続時間が15分ほどと短いので、香りが苦手な方の入門アイテムとしても取り入れやすいと思います」
4、来客時は、万人受けする爽やかな香りを玄関に。
ゲストの第一印象を左右する玄関だからこそ、香り選びは慎重に。
「最初にお客様を迎える場所なので、好まれるものでお迎えすることが最初のおもてなしになります。人の嗅覚は一瞬で好き嫌いを判断してしまうので、香りが強すぎないことが大切。甘い香りや濃厚な花の香り、香水のような印象の強いディフューザーなどは好みが分かれるので要注意。爽やかな樹木系やシトラス系なら、年齢問わず好まれるので安心です」
5、梅雨時の不調にはミント系や、デトックス作用のある香りもおすすめ。
心身の不調を感じることが増える梅雨の時期は、香りの力で健やかに過ごそう。
「気分をすっきりさせたいときは、清涼感のあるペパーミントやハッカを。気持ちを明るくさせてくれる、レモンやベルガモット、オレンジスイート、ゆずなどの柑橘系もいいでしょう。また、グレープフルーツやヒノキ、ジュニパーのようなデトックス作用があるものもおすすめ。体の余分な水分や気持ちの滞りを流してくれるので、ジメジメした季節に最適」
齋藤智子さん TS Aromatique Inc.代表取締役、一般社団法人プラスアロマ協会代表理事。国内外で企業やブランドのアロマ空間演出を手がけ、美術館の創香などアート分野の企画も多い。著書『暮らしの図鑑 香りの作法』(翔泳社)が発売中。
※『anan』2023年6月21日号より。イラスト・竹井晴日 文・岡井美絹子
(by anan編集部)
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