熊本県天草市天草町の高浜地区振興会は27日、ワイン用として特産化を目指している「高浜ぶどう」を収穫した。収量はこれまでで最高の1278キロに上った。
1879年に中国から地区に伝わったとされ、1907年に与謝野寛(鉄幹)らが記した紀行文「五足の靴」でも紹介されている。しかし20年ほど前、病虫害などで原木1本になった。2009年から挿し木で増やし、振興会の「高浜ブドウ会」を中心に栽培を本格化。約100本にまで回復した。
この日は住民や小中学生ら約100人が早朝から作業。地区13カ所で、たわわに実った房を摘み取った後、選別し、熊本市の熊本ワインの工場に出荷した。11月下旬に白ワイン千本程度ができるという。
高浜ワインは口当たりの良い辛口で、爽やかな香りが特徴。高浜ブドウ会の宇土寿美会長(57)は「天候に恵まれたので、糖度が上がって酸味の抜けがいい飲みやすいワインになりそう」と期待した。(坂本明彦)
からの記事と詳細 ( 香り爽やか!「高浜ぶどう」で白ワイン 天草市天草町の住民、早朝から収穫作業 | 熊本日日新聞 - 共同通信 )
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