ネオネクリエーション(竹内昭夫社長)はフレグランスの容器・原料の供給およびOEMの提案によって、香りビジネスの拡大に取り組んでいる。
高額化粧品は厳しい環境にあるが、インバウンド需要向けの製品づくりのサポートなどによって着実に事業を拡張していく。
竹内社長は「香りによってリラックスする空間と人がスムーズにコミュニティケーションできる環境とモードをつくっていきたい」と語る。
――コロナ禍で活性化したフレグランス市場に変化がみられますか。
竹内 少量で、容器もそれほどゴージャスではなく、安価なものを納得して製造しているところが増えている。デザイン、パッケージにゴージャスさを求めて、香り製品をつくっていこうという動きは鈍い。
私は25年以上前に日本で初めてガラス容器に入れたイタリアのリードディフューザーの制作製造を行った。徐々に市場に浸透し、3万円、5万円の製品が売れるようになった。それがなくなったとは言わないが、売れる量、ロットがかなり減少している。
――当面、厳しい環が続きそうです。
竹内 これから日本市場だけでは厳しく、東南アジアを中心にインバウンド需要をターゲットとした製品づくりをサポートしていかなければならない。
中長期的には、香りによって本当に人がリラックスする空間や人がスムーズにコミュニケーションできる環境とモードづくりによって、新しい市場を創造していきたい。
様々な分野で香りによって、副交感神経を働かせ、ストレス、睡眠に効果がある研究結果が発表されている。また衣服に人を惹きつけるもの、遠ざけるものがあるが、同様に人を惹きつけ、人が集まる香りと人を遠ざける香りがある。
リラックス、コミュニケーションに加え、AIを利用して香りを楽しむ情緒的で自然な世界をつくっていきたい。
AIは香りを嗅いで成分を分析することはできるが、エモーショナルな世界をイメージすることはできない。そうした意味で、AIにさらに学習してもらい香りのレトリックを豊富にし、香りを視覚と聴覚で感じるマーケット創りを考えている。
関連キーワード
この記事は週刊粧業 2024年1月1日号 86ページ 掲載
■特集/第14回 化粧品開発展 開催記念特集◎日本コルマー、“ なりたい”を叶えるコスメで新市場・新価値の創出もサポート◎RAPHAS JAPAN、「マイクロニードルパッチ」の効能効果を追求したプロ用スキンケアメニューを提案◎アンズコーポレーション、3D皮膚モデルを用いた技術で肌が求める3つの「進化」を具現化◎セントラル・コーポレーション、日本人由来の「臍帯血由来」エクソソーム配合化粧品を1...
人気記事ランキング
化粧品OEMメーカー
人気記事ランキング
ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー
刊行物紹介
週刊/毎週月曜日発行
週刊粧業
化粧品、日用品、医薬品、美容業、装粧品、エステティック等を中心とした生産・流通産業界の総合専門情報紙。
季刊/年4回
C&T
化粧品、日用品、アクセサリーなどの業界別の市場動向をはじめ、戦略、流通、経営、マーケティングを扱う情報専門誌。
週刊/毎週月曜日発行
粧業日報
化粧品、トイレタリー、石鹸、歯磨、日用品に関する情報の速報版。業界のエグゼクティブ必読の情報紙。
週刊/毎週月曜日発行
訪販ジャーナル
昭和33年に創刊された、わが国初の訪問販売化粧品業界の専門情報紙。
化粧品業界ニュース
PDF版 ダウンロード販売
化粧品市場 シェアランキング
容器カタログライブラリー
連載コラム
動画インタビュー
バックナンバー
からの記事と詳細 ( ネオネクリエーション、香りでくつろぎと交流の場を提供|週刊粧業オンライン - 週刊粧業オンライン )
https://ift.tt/zo06l9K
No comments:
Post a Comment