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Monday, April 22, 2024

瓦店がリキュール世界一「レモニクスイート」酒造参入で快挙 マイルドな酸味や香り、飲みやすく - 岐阜新聞

受賞を報告した野内雅晴さん(左から2人目)と高津果琳さん(同3人目)=高山市役所

 岐阜県高山市千島町の「森瓦店」の酒造部門「飛騨クラフト」が手がけるレモンのリキュール「レモニクスイート」が、オーストリアで開かれたリキュールの国際酒類品評会「ワールドスピリッツアワード2024」で世界一となった。製造責任者の野内雅晴さん(28)は「手間暇かけてつくった商品が評価されてうれしい」と喜んでいる。

 レモニクスイートは、23日から販売する新商品。広島県産のレモンや飛騨の湧き水などを使い、酸味や香りがマイルドで甘めに飲みやすく仕上げている。アルコール度数は20%。

 品評会には、25の国と地域から77の蒸留所が参加し、300点について酸味や香りなどが評価された。レモニクスイートは上位5%ほどが選ばれる「最高金賞」を受賞し、その中でもトップとなる「スピリットオブザイヤー」に輝いた。同社の第1弾商品で、同じレモンのリキュール「リモンチェッロ」も金賞を受賞した。

 野内さんと製造副責任者の高津果琳さん(25)が市役所を訪れ、田中明市長らに受賞を報告。高津さんは「世界に通用するおいしい酒をこれからも造っていきたい」と話した。

 瓦工事などを手がける同社では、冬場の職人の仕事や安定した収入を確保するため、22年に酒造免許を取得し、23年から販売を行っている。

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