「劇団番町ボーイズ 」織部典成、映画初主演 手話やギターにも挑戦 映画「僕が君の耳になる」 - 中日スポーツ

「僕が君の耳になる」で映画初主演を務める織部典成

　個性派演劇集団「劇団番町ボーイズ☆」の織部典成（１９）が、映画「僕が君の耳になる」（榎本二郎監督、２０２１年夏公開）で映画初主演を務める。織部は「すごくドキドキしていますが、本当にうれしく光栄に思います」と初々しく語っている。

　今作は、ボーカル＆手話パフォーマンスグループ「ＨＡＮＤＳＩＧＮ」が２０１７年にリリースした同名楽曲が原案。耳の不自由な女性と聞こえる男性の実話のラブソングを基に、いくつものハードルを乗り越えながら愛を深め、成長していく２人の姿を描くピュアなラブストーリー。

　織部演じるごく普通の大学生・純平は街角で弾き語りをするが、聞いてくれる人はほとんどいない。そんな中、初めて足を止めてくれるろう者の美咲と出会う。最初は誤解で好印象を持たなかった２人だが、自ら手話を勉強し真っすぐにぶつかってくる純平に美咲もひかれる。しかし、恋に落ちる２人の間にはさまざまなハードルが待ち受けていた。美咲を新人女優の梶本瑞希（１７）が演じるほか、共演には岡田結実（２０）らが名を連ねる。６月に撮影予定。

　映画初主演となった織部は「僕自身少しでも、ろう者の方の気持ちを理解したいと思い、小説を読んだり実際に教室に行ってお話を聞いたり、手話を勉強しています」と奮闘。弾き語りのシーンもあるので「触ったことがなかったギターにも初挑戦しています。まだまだ納得いくように弾けませんが、こちらも日々特訓中です」と役作りに励んでいるようだ。そして「見終わった後に皆さまの中に何かひとつでも心に響くものがあったらなと思います」とＰＲしている。

＜織部典成（おりべ・よしなり）＞　２０００（平成１２）年８月１８日生まれ、大阪府出身。「劇団番町ボーイズ☆」および、ダンスボーカルユニット「銀河団」のメンバー。主な出演作にハイパープロジェクション演劇「ハイキュー！！」山口忠役など。趣味・特技は音楽、映画鑑賞、ゲーム、空手（黒帯初段）など。身長１８０センチ、血液型Ｏ。

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April 19, 2020 at 06:10AM
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