奇跡の牛として親しまれた元気君（勝央町提供）＝１月
ブロンズ像制作の寄付を呼び掛けるポスター
岡山県勝央町は、奇跡の牛として親しまれ、１月に死んだ「元気君」のブロンズ像を建てるため、クラウドファンディング型ふるさと納税で資金を募っている。目標金額は７００万円で６月３０日まで。像は飼育先だったおかやまファーマーズマーケット・ノースヴィレッジ（同町岡）に建立する。
１万円以上の寄付者には返礼品を贈る。ノースヴィレッジで食事付きでの豪華なキャンプ気分を味わえる「グランピング」の宿泊券、町産のニューピオーネやシャインマスカット、作州地域特産の黒豆「作州黒」など１０種類を用意し、寄付額に応じて選んでもらう。ふるさと納税仲介サイト「ふるさとチョイス」や町役場で受け付ける。
元気君は生後６カ月の１９９８年１０月、台風による洪水で津山市から瀬戸内海沖まで約９０キロ流されて救出された。その後、人間に換算して１０５歳程度となる２１歳まで生きた。
像は九死に一生を得た子牛の頃の大きさにする予定。７月に制作を始め、来年１月の完成を目指す。町産業建設部は「多くの人を勇気づけてくれた奇跡のストーリーを後世に伝えることが、元気君への恩返しになる」としている。
問い合わせは同部（０８６８ー３８ー３１１２）。
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May 10, 2020 at 04:29PM
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奇跡の牛「元気君」の像建立へ 勝央町、ふるさと納税で資金募る - 山陽新聞
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