北海道内では12月4日、13人が死亡し、210人の感染が判明しました。旭川市ではクラスターが発生している旭川厚生病院で国内最大の214人の感染者となりました。 感染者が乱高下する中、北海道などは「集中対策期間」を予定通り12月11日で終える方向で検討を進めていることがわかりました。北海道にとって、これからの数日が年末年始に向けての正念場となります。 集団感染、クラスターが拡大する北海道旭川市。 旭川厚生病院によりますと、12月4日までに新たに患者と看護師など合わせて30人の感染が確認されました。 これまでの感染者は214人となり、東京都の「永寿総合病院」と並び国内最大のクラスターとなりました。 さらに「吉田病院」でも患者と看護師6人が増え、合計で173人となりました。 北海道内では新型コロナウイルスで札幌で4人、旭川市で7人など、あわせて13人の死亡が確認されました。 新たな感染者は札幌で113人、旭川市で29人などあわせて210人で、2日続けて200人を上回りました。 感染拡大の要因となっているのが、旭川市や札幌で拡大するクラスターです。 札幌では学校と病院で新たなクラスターが確認されました。北区の「太平中学校」では生徒9人が感染し、学校では学年1つと学級1つをそれぞれ閉鎖しています。 また入院患者8人の感染が確認された札幌の基幹病院・「札幌医科大学附属病院」は、感染者が確認された病棟で新規患者の受入れを制限しています。 さらに病院では、新たに1人の感染を確認したと公表しています。
札幌市保健所によりますとクラスターの拡大が続く一方で、全体の感染者数は少しずつ減少傾向となっています。 集中対策期間の11月初め以降、急激な感染拡大が続きましたが、過去最大の304人となった11月19日をピークに減少に転じているといいます。 このため、北海道などでは12月11日までとしている集中対策期間を予定通り終える方向で検討を進めていて、12月7日の週初めまでの感染者数が判断の分かれ目となりそうです。
【北海道内の主な医療・福祉クラスター】 ●旭川厚生病院:214人 ※病院発表(国内最大) ●吉田病院(旭川市):173人 ●田中病院(札幌市):170人 ●北海道療育園(旭川市):28人 ●札幌医科大学付属病院(札幌市):8人
UHB 北海道文化放送
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