日本海側を中心に30日から元日ごろにかけて大雪の恐れがあるとして、国土交通省は28日、車の立ち往生が発生しやすい群馬県内の国道4区間を「予防的通行規制区間」とし、除雪のために早い段階で通行止めにする可能性があると発表し、道路網や公共交通機関の乱れに注意を呼び掛けた。今月中旬に記録的な大雪に見舞われ、交通障害も発生したみなかみ町などは除雪の準備を進める。県内のガソリンスタンドは給油やタイヤ交換に訪れる客で混雑するなど、年末年始を前に警戒ムードが広がっている。
◎関越道の大規模交通障害 教訓に
気象庁によると、県内は30日から強い寒気が流れ込み、元日ごろまで北部の山地を中心に大雪となる見込み。北部の平地や南部の山地でも降雪の可能性があり、交通障害やスリップ事故、雪崩に注意を呼び掛けている。31日正午までに予想される関東甲信の24時間降雪量は多い地域で40~60センチ。
国交省関東地方整備局は、群馬、新潟県境の関越道で最大約2100台が立ち往生したことを受け、再び大規模な交通障害が起きないよう予防的通行規制区間を設ける。
通行止めにする可能性がある群馬県の国道は、17号の2区間(みなかみ町猿ケ京―新潟県湯沢町三国、渋川市上白井―沼田市薄根町)、18号(安中市松井田町横川―長野県小諸市平原)、50号(前橋市今井町―みどり市笠懸町鹿)の計4区間で計72.7キロ。同整備局は「運転する際は冬用タイヤやチェーンを装備してほしい」としている。
みなかみ町藤原では今月、積雪が全国で今季初めて200センチを超えた。今春に同町に移住した男性(32)は「朝起きたら車が雪で埋まっていた。古里では、これほどの雪は一年に一度あるかないか」と驚きを隠さない。年末年始に予想される寒波については「食料を買いに行けなくなる恐れがあるので早めに備えたい」と話していた。
複数のドライバーが冬用タイヤの交換に訪れていた高崎市内のガソリンスタンドは「雪の予報が出てさらに増えた」と説明。沼田市内のスタンドは「普段と比べて客が多いと感じる。灯油を求める客もいる」としている。
自治体も警戒を強めている。みなかみ町は「今月中旬の大雪では除雪に苦労したので、交通に乱れが出ないよう心掛けたい」とし、大雪警報が出た時点で幹部が出勤するなど警戒態勢を強化して年末年始に備えるという。
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