神奈川県内で30日、397人の新型コロナウイルス感染が明らかになった。うち1人は死亡後に陽性と判明。既に感染していた5人の死亡も確認された。県と5市の保健当局が発表した。この日の感染経路不明は148人。累計感染者数は4万人を超えた。
横浜市は、計43人のクラスター(感染者集団)が発生している済生会横浜市南部病院(港南区)の80代男性入院患者が26日に死亡したと発表。男性は肺がんで入院し、25日のPCR検査で陽性が判明していた。
新規感染者は207人。市内の特別養護老人ホームで入所者と職員計31人が感染。職員1人が既に感染しており、集中検査していた。通所介護施設で職員と利用者各3人が感染し、感染者は計8人に増えた。市は両施設ともクラスターと認定した。元気会横浜病院(緑区)で職員2人が感染、横浜刑務所(港南区)で収容者3人が感染し、クラスターはそれぞれ101人、110人になった。
川崎市は、90代の男女2人の死亡を発表した。女性はクラスターの起きた市南部の有料老人ホームに入居していて27日に感染が判明。無症状で死因は老衰だが関連死として発表した。市外の男性は12日に陽性が判明し市内の病院に入院していた。死因は新型コロナウイルス感染症。
また未就学児から90代までの男女66人の感染を発表。市北部の大学で10代から20代の学生ら7人が陽性となりクラスターと認定した。関連して専修大が30日付でレスリング部員6人の新規感染を発表している。
相模原市は、綾瀬市の80代女性の死亡を発表。自宅で死亡しているのが発見され、死後の検査で陽性が分かった。新たな感染者として計25人を発表した。
横須賀市は13人が感染したと発表。市立うわまち病院で6階病棟の女性入院患者1人、短期入所施設「
藤沢市は90代女性の死亡と21人の感染を発表した。うち3人は市内の同じ高齢者施設の入居者でクラスターは33人に。死亡した女性も同施設の入居者で、17日に陽性が判明して入院していた。
県は平塚保健福祉事務所管内の高齢者福祉施設に通所していた80代女性が死亡したと発表した。施設ではクラスターが発生しており、女性は陽性判明後、病院に入院していた。
新規感染者は65人。県西地区の新型コロナ患者を受け入れていない病院の職員2人が感染。感染者計5人のうち、2人は入院患者だが、他病院に転院している。県西地区のデイサービス施設で70~90代の利用者4人が感染し、感染者は計8人となった。県は病院と施設をクラスターと認定した。三浦市立中学では男子生徒1人が感染し、クラスターは9人になった。
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