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LGBTの理解増進法案めぐり、自民党の稲田朋美元政調会長が異例の動画をツイッターに投稿。波紋を広げています。 「国会が終わるまで2週間以上もございます。与野党で合意をして審議すれば、成立させることが出来ます」(自民党 稲田朋美元政調会長) 29日、ツイッターに動画を投稿した自民党の稲田元政調会長。稲田氏が訴えるのは、LGBTなど性的少数者に対する理解増進に向けた法案の今の国会での成立です。自民党では先週、この法案をめぐり、「差別は許されない」との文言に「訴訟が乱発する」などとの意見が相次ぎ、党の最高意思決定機関である総務会での了承は見送られました。扱いは二階幹事長ら党三役に一任されています。 法案は、オリンピックを前に世界からの目を意識して、超党派の議員連盟で合意したもの。ただ、三役の一人、佐藤総務会長は・・・ 「(会期末の)6月16日までにあげるということは不可能」(自民党 佐藤勉総務会長) “審議日程が確保できない”として、事実上、今の国会への法案の提出断念を表明しました。党内の慎重派が主張した「国会での審議」という条件が重くのしかかった形です。 「『審議を要する』という文言を付け加えタイムオーバーに持ち込む、この反対派の巧妙な罠に引っかかったよね」(自民党議員) 党の対応について、31日、稲田氏に話を聞くと・・・ 「公約でも理解増進法の成立はずっと選挙のたびにうたってきましたので、それを成立させるというのが自民党としての責任だと思ってます」(自民党 稲田朋美 元政調会長) “野党も協力姿勢を見せている”と強調した稲田氏。今の国会での成立を諦めていないようです。 「こういう問題でいじめにあったりとか、自殺をされている方々のことを考えますと、1日も早く成立させるべきだと思ってます」(自民党 稲田朋美 元政調会長) 稲田氏の投稿には法案を審議するとみられる衆議院内閣委員会の木原委員長も、会期末に向け「最大限の努力を続けていくべき」とコメントする等、党内では稲田氏に同調する動きも広がりをみせています。 こうしたなか、自民党前では30日からLGBTの人や支援団体による抗議デモが続いています。 「弱い立場に置かれやすい人を守るために国会議員はいるんじゃないでしょうか?」(デモ参加者) デモの参加者は「差別する議員は要らない」などと書かれたプラカードを掲げ、法案の成立を訴えました。 「このまま自民党は何もしないのでしょうか。ちゃんと向き合ってください。現実を見てください」(デモ参加者) さらに、デモの参加者たちが問題視しているのが・・・ 「生物学上、LGBTは種の保存に背くもの」(自民党 簗和生衆院議員) 自民党の会合で飛び出した簗和生議員の発言について、市民団体は31日午後、発言の撤回と謝罪を求める9万4000筆を超える菅総裁らにあてた署名を提出しました。 「差別発言を温存し、特にお咎めもなしという政党でいいのかどうか。本当に私たちは今後、注視していかないといけない」 党の内外から沸き起こる法案の成立を求める声に、自民党はどう向き合うのか、その対応が注目されます。(31日16:25)
からの記事と詳細 ( LGBT法案めぐり稲田氏「成立させるのが自民党としての責任」(TBS系(JNN)) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
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