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Friday, June 4, 2021

『少年の君』監督が描く2人の女性の友情物語『ソウルメイト/七月と安生』緊急公開へ - cinemacafe.net

『少年の君』の監督、デレク・ツァンの単独監督デビュー作『ソウルメイト/七月と安生』(チーユエとアンシェン)が急遽、日本で劇場公開されることが決定した。

ある日、安生(アンシェン)の元に映画会社から連絡が届く。彼らは、人気ネット小説「七月と安生」を映像化したいのだという。作者は七月(チーユエ)という名の女性だが、所在は不明。物語は幼なじみの女性2人の友情を描いたもので、作者の自伝的な要素が強いという話。そこで彼らは、もうひとりの主人公のモデルを探し、アンシェンに連絡をしてきたというわけだ。

だが、アンシェンは「チーユエなんて人は知らない」と嘘をつく。彼女はアンシェンにとって特別な存在。何よりも大切な親友、そして誰よりも激しくぶつかりあった戦友。互いに魂の奥深いところで繋がっていたはずの2人なのに、彼女たちの間に一体何があったのか? 恋を知り世界を知り、移ろいゆく時代の中で、彼女たちは何を選び取り、何を捨てたのか? 小説に描かれた2人の物語に秘められた驚きの真実が、いま明かされようとしていた――。

『ソウルメイト/七月と安生』(C)2016 JOYCORE Pictures(Shanghai) CO.,LTD. , J.Q. Pictures Limited,Alibaba Pictures Group Limited,We Pictures Ltd. ALL Rights reserved.
第93回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた『少年の君』の監督として、世界から注目を浴びるデレク・ツァン監督。同じくチョウ・ドンユイを主演に迎えた本作は、同名のネット小説を大胆に脚色して描かれた2人の女性の物語。彼女たちの半生を丁寧かつドラマティックに綴りながらも、物語は予想だにしない方向へと加速していく。

また、観る者を切なさと優しさで包み込み、大切な人や大事な何かを思い出させてくれる、そんな作品となっている。

香港のアカデミー賞にあたる香港電影金像奨で12部門ノミネート(作曲賞受賞)、金馬奨ではアンシェン役のチョウ・ドンユイ、チーユエ役のマー・スーチュンが主演女優賞W受賞という快挙となり、その年の映画賞を席巻した話題作が、今回『少年の君』に先駆けて公開される。

『ソウルメイト/七月と安生』は6月25日(金)より新宿武蔵野館ほか順次公開。

『少年の君』は7月16日(金)より新宿武蔵野館、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開。

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