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Friday, August 13, 2021

長崎・雲仙で民家2棟に土砂、1人死亡・2人安否不明…広島でも激しい雨 - 読売新聞

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 停滞する前線の影響で、13日も西日本を中心に記録的な大雨となった。気象庁は「命に重大な危険が差し迫っている」として、広島市に一時、大雨特別警報を発表した。長崎県雲仙市では、民家2棟に土砂が流入し、50歳代の女性の死亡が確認され、2人と連絡が取れなくなっている。

 気象庁は13日午前、国土交通省と合同で緊急記者会見を開いた。黒良龍太・気象庁予報課長は「重大な災害の発生する可能性が高くなっている。どの地域でもすぐに避難できるように備えてほしい」と呼びかけた。

 気象庁によると、48時間降水量は、長崎県の雲仙岳で午前11時10分までに743ミリ、熊本県天草市本渡町で同10時半までに520・5ミリを記録し、いずれも観測史上最大になった。広島県では一時、線状降水帯が発生し、安芸高田市や北広島町で1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降った。

 気象庁は13日午前8時45分に大雨特別警報を発令。午後1時に警報に切り替えた。

 長崎県雲仙市小浜町では、13日午前4時10分頃、宿泊施設「青雲荘」の関係者から「施設に土砂が流入した」と119番があった。県警雲仙署などによると、施設の裏山が幅約50メートルにわたり崩落し、近くの民家2棟が巻き込まれた。民家には4人がいたとみられる。救出された2人のうち、50歳代女性は心肺停止だったが、病院で死亡が確認された。60歳代男性は意識があるという。このほか、30歳代女性と60歳代男性の計2人と連絡がとれていない。

 14日午前6時までに予想される24時間雨量は、九州北部で300ミリ、九州南部、四国、近畿で250ミリ、北陸、中国地方で200ミリ、東北で120ミリ。15日朝にかけても広い範囲で同程度の雨が降り、河川の水位が急激に上昇して氾濫する可能性もある。

 前線は来週にかけて停滞する見込み。普段大雨にならない地域でも線状降水帯が発生し、急激に危険度が高まる恐れがある。

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