第103回全国高校野球選手権大会決勝 智弁和歌山9ー2智弁学園 ( 2021年8月29日 甲子園 )
【福島敦彦 迫球甲子園】智弁和歌山は初回に4点を奪うなど16安打9得点の強打に目がいきがちだが、この日は投手を含めた守備力の勝利だった。
一つは好救援した中西君の力投だ。2点リードの4回無死一、二塁で登板し犠打の後を連続三振。4点差から詰め寄られており、あそこで失点していれば、さらにもつれた試合展開になったはず。勝敗を分けた最大のポイントでもあった。
もう一つは遊撃・大西君の堅守だ。初回2死からの岡島君の遊撃左へのゴロをアウトにし結果的に3人で終えた。5回先頭の谷口君の二遊間の打球も無駄な動きなく処理した。出塁を許していれば走者を背負った状況で前川君を迎えていただけに、見えないファインプレーだった。
智弁学園の先発・西村君は大崩れするタイプではないだけに、初回先頭の宮坂君に初球を痛打されたのが影響したように思う。最終的に点差こそ開いたが、力の差は感じられなかった。(報徳学園、慶大、中山製鋼元監督)
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