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Tuesday, October 5, 2021

「ひょろっとした翔平君がこんなにビッグに」通学路で見守った男性、二刀流の活躍驚く - 読売新聞オンライン

 米大リーグは4日(現地時間3日)、レギュラーシーズンの全日程を終了した。エンゼルスの大谷翔平選手(27)は惜しくも本塁打王を逃したものの、投打の「二刀流」で記録的なシーズンを終え、出身地の岩手県奥州市や母校の関係者からは、ねぎらいの声が相次いだ。

 大谷選手は4日、マリナーズとの最終戦で46号ソロを放ち、日本人として松井秀喜さん(47)以来14年ぶりに100打点の大台に到達した。投げては9勝2敗、防御率3・18、打っては打率2割5分7厘、46本塁打、100打点でメジャー4年目を締めくくった。

 試合終了から約30分後、奥州市役所では、市職員が庁舎内に掲示されている投打成績ボードの更新に追われた。大谷選手の「ふるさと応援団」事務局を担当する大越 克芳かつよし ・都市プロモーション課長補佐(49)は「大谷選手が出場してくれるだけで毎日楽しく、シーズンが終わってしまうのは寂しい。MVPに期待したい」と力を込めた。

 大谷選手が通った小学校がある同市水沢姉体町では、同町振興会のメンバーらが月2回、エンゼルスの広報を通じてメールで応援メッセージを届けてきた。菅原庄郎事務局長(66)は「町内では『きょう打ったよね』の一言があいさつ代わり。コロナ禍で唯一の明るい話題だった」と今季を振り返る。

 小学生だった大谷選手を、スクールガードとして通学路で見守った同市の立花公夫さん(80)は「身長が高くひょろっとした翔平君が、こんなにビッグになるなんて」と驚きを隠さない。最終戦は朝6時に起床し、テレビの生中継で見届けた。「同じ町で育ったなんて信じられない。また会いたいなあ」

 母校・花巻東高校(花巻市)の女子硬式野球部では、大谷選手に憧れて二刀流に取り組む部員もいる。投手とセンターに挑戦する青木七海選手(16)(1年)は「シーズンを通して二刀流を実現したことがすごい。大谷選手のように、バットに軽くボールを当てて飛ばせるようになりたい」と刺激を受けた様子だった。

 同校出身でマリナーズの菊池雄星投手(30)は7勝9敗、防御率4・41でシーズンを終えた。関係者によると、大谷選手と菊池投手が7月に出場したオールスターで、「花巻から世界へ」としたためた母校のユニホームは、同校を通じて花巻市に貸し出され、年内にも市民にお披露目される予定だという。

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