中村獅童(49)の長男小川陽喜(はるき)君(3)が東京・歌舞伎座「壽 初春大歌舞伎」(来年1月2~27日)の第1部「祝春元禄花見踊」で初お目見えする。26日、都内で2人そろって会見に出席した。

獅童のインスタグラムでやバラエティー番組出演などで話題の陽喜君だが、会見に出席するのは初めてで、紋付きはかま姿も初めて。陽喜君は「こんにちは!!」とあいさつしながら登場し、初お目見えへ向けての気持ちを聞かれると「楽しい気持ちです」。歌舞伎については「戦っているところ。パパの(戦っている)ところがかっこいい」と、舞台上で戦っている父へのあこがれを言葉にした。

獅童によると、見えや隈(くま)取り、立ち回りが大好きだそう。写真撮影でも何度も見えをしてみせた。「祝春元禄花見踊」では隈取りをして、見えをする演出もあるそうで、獅童は「子供で隈取りをして見えをするって、うらやましいですね」。

出てみたいものについて聞かれると「『超歌舞伎』に出たいです!」と、獅童が毎年公演しているシリーズを答えた。また、今は「鳶奴」「玉兎」「雨の五郎」といった舞踊を稽古しているそうで、演目もすらすら答えた。

獅童は陽喜君人気に「しゃくに障りますよね。ファンクラブも獅童愛から陽喜愛に移ってきている」とボヤきながらも「胸がいっぱいです。僕は父が歌舞伎役者ではなかったので、親子でこうして会見をするのは変な気分ですが、ありがたい」と話した。一方で「舞台の上に立ったらライバル。厳しい気持ちで、心を鬼にして教えていかなければ」と語った。

陽喜くんは「緊張してません」と度胸のあるところを見せ、大勢のカメラマンに手を振って「どうもありがとう」と言いながら会見場を退出していった。