山梨県道志村の山の中で4日に見つかった人骨について新たな情報です。この骨は形や大きさなどから肩甲骨の可能性があることが分かりました。身元特定につながる新たな手掛かりとなるのでしょうか。
人の頭の骨や運動靴が見つかり、警察の捜索が続いている道志村で新たに事態が大きく動きました。
4日、新たに「黒い衣服」と「骨のようなもの」が見つかりました。
発見現場付近では、5日も午前9時から40人態勢で捜索が続いています。
4日午後6時すぎ、山梨県警から、これまでの運動靴などの発見現場付近から「骨のようなもの」と「黒いハイネックタイプの服」が新たに見つかったと発表されました。
捜査関係者によりますと、「形から肩甲骨の可能性がある」ということです。
3年前、現場近くのキャンプ場から行方が分からなくなった小倉美咲さん。キャンプに行った当日には、同じ黒いハイネックタイプの服を着ています。
この一報を受け、美咲さんの母・とも子さんは…。
美咲さんの母・小倉とも子さん:「警察から先ほど電話で新たに美咲が着ていたような服と骨のようなものが出てきたと連絡があり、正直、言葉になりません。電話の後、しばらく放心状態で涙が止まりませんでしたが、私は絶対に諦めません。この2年7カ月、ずっと美咲が無事に戻ってくることを神様に願い続けてきました。必ず神様が美咲を守ってくれて、私の元へ無事に返してくれると信じています」
運動靴を確認した、とも子さんは…。
美咲さんの母・小倉とも子さん:「泥が付着したり、ちょっとボロボロしている状態も見られました。ただ、そのような状態でも美咲の履いていたものの片方だと分かるような状態でした」
靴下についても…。
美咲さんの母・小倉とも子さん:「ピンク色のウサギの柄の靴下でした。『ピンクのウサギの柄の靴下』をお見せ頂けたので、美咲のものだなと私のなかでは思いました」
しかし、見つかった骨からは個人が特定できるDNA型は検出されませんでした。
美咲さんの母・小倉とも子さん:「やはり、私としては美咲が無事に戻ってくると信じていますので、美咲のものではないという結果を祈りながら待ち続けたいと思います」
そんななかで4日に見つかった「ハイネックタイプの服」と「骨のようなもの」。捜査関係者によりますと、今回は「土の中」からの発見だったと言います。
ヘリからここ数日の捜索の様子を見ると、1カ所に集まって堀った土をバケツリレーのように運ぶ姿も…。
3日の映像では、捜査員がスコップで土を掘っている姿や、はけのようなもので細かい土を払っている姿も確認できます。
そして、4日。現場に入る捜査員の姿を見ると、手には熊手のようなものを持っていました。
土や落ち葉などを風で取り払うための「送風機」でしょうか、現場での捜索範囲が土の中にまで至っていることが分かります。
そして、5日の捜索をヘリで見てみると、土を掘ったり岩を動かしたりと、発見現場付近の捜索はかなり隅々に至るまで行われているようです。
4日に発見された黒いハイネックタイプの服と骨のようなものは、現在のところ土の中にどの程度埋まっていたかはまだ明らかにされていませんが、1つの疑問が出てきます。
埋まっていたのか、埋められていたのか…。
発見現場付近は「現在は水が流れていない、枯れた沢」ですが、最初に人骨が見つかった場所より上流にあたる位置で運動靴が見つかったことから、土砂で流れる可能性もある場所です。
発見現場付近に何度も行ったことがあるという地元の猟師は…。
現場付近に何度も行ったことがある猟師:「(行方不明になった後)19号の台風が来て、それで(上から)流されたか(土砂に)埋められたか」
2019年9月の行方不明直後には道路に限らず、沢や山の斜面に至るまで延べ1700人の大捜索が実施されています。
陸上自衛隊・第一特科隊副隊長:「この4日間で見られなかったところは我々(自衛隊)もそうですし、消防・警察もそうですけど、基本的には、ほぼないというふうに思っております」
翌10月に大きな台風が直撃するなど土砂が崩れるような要因はあったそうですが、いつ土の中に埋まったか、なぜそれまでに見つからなかったのか謎は残ります。
では、何者かが埋めた可能性はあるのでしょうか。
捜索している場所や姿を見ると周りには大きな岩もあり、スコップやくわのようなものを持って土を掘っています。誰かが埋めたとしても簡単に穴が掘れるものでしょうか。
現場付近に何度も行ったことがある猟師:「土は掘れますよ、土なら。岩は掘れないけど、土なら掘れます」「(Q.固さは?)そんなに固くないと思うよね」
警察は骨のようなものが「人の骨」なのか、また、見つかった服に何らか体の成分が残っていないか詳しく調べることにしています。
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