第26回参院選は、10日午前7時から全国約4万6千カ所の投票所で投票が始まった。岸田文雄首相(自民党総裁)にとって、昨年10月の就任直後の衆院選に続く大型国政選挙。与野党が論戦を交わした物価高対応や安全保障政策、憲法改正などの争点を巡り有権者が審判を下す。11日未明にも大勢が判明する。
最終盤に街頭演説中の安倍晋三元首相が銃撃を受けて死去する異例の選挙戦となった。投票は午後8時に締め切られ、即日開票される。一部地域では繰り上げられる。
選挙区367人、比例代表178人の計545人が立候補。改選124議席(選挙区74、比例50)と、神奈川選挙区の非改選の欠員補充を合わせた計125議席を争う。
自民、公明両党の与党が改選議席の過半数を獲得できるかどうかや、憲法改正に前向きな「改憲勢力」が国会発議に必要な3分の2以上を維持するかどうかが焦点だ。
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