播磨地域の山間部で秋冬の味覚、ユズの収穫、出荷が最盛期を迎えている。兵庫県姫路市安富町では、生産者が山あいの果樹園で実った果実をもぎ取り、神河町根宇野の直売所では鮮やかな黄色の果実がさわやかな香りを運んでいる。(大山伸一郎、吉本晃司)
約50軒の農家が所属する安富ゆず組合(姫路市安富町長野)。今年は約60トンの収穫を見込む。7日から本格的に作業を始め、12月中旬まで続く。とげに注意しながら摘み取られたユズは10日ほど工房で貯蔵。傷みがないことを確認してから、色や形の良い玉はそのまま販売する。その他はジュースやジャム、菓子などの加工品に使用される。
組合代表理事の横野正雄さん(79)は「香りの良いユズが順調に育っています」と胸を張った。工房TEL0790・66・2801
神河町の根宇野(みよの)地区は根宇野柚子(ゆず)生産組合の25軒が計4・5ヘクタールで栽培し、今年は70~80トンを見込む。
10月末から収穫を始め、多くはジュースなどの加工品用として出荷。一部は11月いっぱいまで根宇野公民館前の直売所で販売する。中島義則組合長(72)は「今年は台風の影響がなく、風でとげが実を傷つけなかったので過去最高レベルに実がきれい。定期的に雨が降って天候にも恵まれた」と喜ぶ。
ユズは今年から町のふるさと納税返礼品に加わり、ネットからも購入できる。中島さんは「マーマレードやゆずみそのほか、化粧水の素材にも使える。直売所にお越しを」と話す。
午前9時~午後4時。1キロ(おおむね8個入り)400円。町農林政策課TEL0790・34・0960
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