手のひらサイズの香炉の中で香木を温め、立ち上る香気を楽しむ「香道」の初心者向け講習会が、群馬県邑楽町中央公民館で開かれた。講師は前橋、伊勢崎、太田の各市で香道教室を開く増尾貴子さん(72)で、初の地元開催に23人が参加した。
香道は五感を研ぎ澄まして香りと対峙(たいじ)する高い精神性が求められ、香りを「嗅ぐ」ではなく「聞く」と表現する。平安貴族が教養としてたしなみ、江戸時代に庶民に広まったという。参加者は基本的な作法を教わった後、香炉を鼻に近づけて香りを聞き=写真、隣の人へと回した。
高際恵江さん(65)は「古人のみやびな世界が少しだけ垣間見えました」と話した。(粕川康弘)
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