島根県奥出雲町上阿井、阿井小学校でこのほど、児童らが摘み取った新茶を味わう会が開かれた。地域住民や保護者、園児らを招いて一緒に味わい、交流を深めた。
同小では1955年、産業教育の一環として当時の校長が茶栽培を発案した。茶畑を作り、保護者や地域住民が協力して茶樹を育て、65年ごろに摘み取りができるようになった。茶摘みと新茶を味わう会は受け継がれ、特色ある教育活動の一つになっている。
今年は5月中旬、児童たちが地元の幼児園の園児らと新茶を摘み取った。製茶工場に依頼し、せん茶に加工してもらったという。
味わう会には約130人が参加。児童たちが急須で湯飲みにお茶を入れ、地域住民や保護者らは新茶の香りを楽しみながら、おいしそうに飲んでいた。
6年の八木咲羽(さわ)さん(11)は「頑張って摘んだお茶をみんなと一緒に飲めてうれしかった」と笑顔だった。毎年訪れているという深田英治さん(72)は「香りが良くておいしかった」と喜んでいた。
(福間崇広)
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