一瞬で「お寺で深呼吸……」みたいな気持ちになれる。
ルームフレグランスやアロマテラピー、ファブリックスプレーなど、香りで気分転換する方法はいろいろありますが、この時期おすすめしたいのはジャパニーズスタイルな“お香”。
年々すごくなる日本の梅雨の湿度&暑さ。凛とした印象の香りが多いお香は、そんな梅雨のモヤモヤを取り払ってくれる感じがして、背筋がスッと伸びるのです。
個人的に愛用しているお香をいくつかご紹介します。
パケ買いもあり
写真右、エメラルドグリーン×ゴールドのデザインがかわいいパッケージは、日本最古の御香調進所、京都六条 薫玉堂の線香。「音羽の滝」は、
千年以上もとぎれることのない音羽山の湧水。その清らかで涼やかな流れを連想させる香り
とのことで、どことなく「水」を感じさせる瑞々しい香り(水に香りなんてないのに不思議)で、朝によく使っています。
紹介しておきながら難儀だなぁと思うのですが、香りって言葉では伝わりづらい……。こちらは、薫玉堂の店舗ほか中川政七商店にも取り扱いがあるとのことだったので、実際に嗅ぎに行って選びました。
上部写真中央の丸い筒には、京都と青山にショップをかまえるインセンス(お香)ブランド、lisn(リスン)のものが数種類ミックスされて入っています。
1本からバラ売りもしていて種類は150以上もあるそうなので、店舗でスタッフと一緒に好みの香りを探し当てていくのも楽しい体験。オンラインで購入するなら、フローラル、ムスク、オリエンタルなど大まかに分けられたジャンルで方向性を見極めて、あとは詩のようなイメージストーリーから直感で選ぶのもあり。
無印良品ならワンコインで
上部写真左のふたつ、小さな箱は無印良品から。季節限定の香りも含めて、10種類のお香が出ているなかで、白檀(びゃくだん)とひのきを選びました。白檀=サンダルウッドは、仏教の儀式でもつかわれる香りのため、いかにも“寺”を感じさせます。寝る前や、気分を落ち着かせたいときにぴったり。
約8cmの短めスティックが12本入っていて、手に取りやすいお値段も魅力。燃焼時間目安は約10分。無印良品らしく金木犀やイチジクなど、いわゆるお香っぽくない香りも多いので、初めてのお香にもおすすめです。
お寺オリジナル線香も見逃せない
お寺の売店で購入したお線香は、たっぷり入って1000円くらい。たまたまふたつとも、lisnと同じ松栄堂という薫香製造会社が手掛けたものでしたが、お寺ごとに香りやパッケージは異なります。
時計のなかった時代、禅僧は、線香1本が消えるまでの間を目安として座禅修行に勤しんだそう。
次の狙いはブランドインセンス
食器で有名なフランスの陶器ブランド、アスティエ ド ヴィラットや、インテリアセレクトショップで取り扱われているフレグランスブランドのダンロウやアポテーケ フレグランスなど、おしゃれインセンスも気になっています。
頭痛やめまい、気分が塞いだり集中できなかったりなど、心身ともにバランスを崩しがちな梅雨。ゆったり立ちのぼるお香の煙を眺めながら、深呼吸していきましょう。
*火の元にはお気をつけください。適度に換気をし、煙を直接吸わないようお気をつけください。
Photo: トダサチコ
からの記事と詳細 ( 凛とした香りで梅雨のモヤモヤをリセット。お香でメンタル調律 - GIZMODO JAPAN )
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