神奈川県庁
横浜市によると、死亡したのはクラスター（感染者集団）が発生した元気会横浜病院（緑区）に入院していた８０代女性。１１日に発熱して翌日感染が判明。１８日に死亡した。脳卒中の後遺症があったという。同病院の死者は計４人となった。新規感染者は過去２番目に多い２３８人。市内の大学運動部で学生８人、介護老人保健施設で職員１人、市立中学校で生徒ら４人の感染が判明し、クラスターはそれぞれ１３人、１０人、１３人となった。同校は全校生徒、職員約７００人を検査をしたが、４人以外は陰性だった。
県は９２人の感染を発表。平塚市の８０代～１００歳代の女性７人は感染者１人が出た高齢者施設の入所者で、４０代女性は職員。施設関係者の感染は計９人となった。集団検査していた鎌倉市立保育所では保育士を含む職員３人の感染が判明したが、園児は全員陰性だった。大和市の５０代男性と６０代男性は、検査で陰性とされた後に発症し、再検査で陽性が判明した。
川崎市は幼児から８０代の男女８０人の感染を発表した。クラスターが出た市南部の病院で新たに８０代と６０代の男性入院患者２人の陽性が判明、同病院の感染者は計２４人になった。同じく集団感染が起こっている川崎区の老人介護施設で新たに７０代女性入居者が陽性になり、施設の感染者は計２６人になった。市内の社会福祉施設で勤務する２０代女性介護士も感染。同僚の陽性も判明しており、市は集団感染が起こっていないかどうかを調べる。２６日発表の感染者数には含まれないが、市によると、市立多摩病院の救急災害医療センターで、夜間の受付窓口勤務中の２０代女性スタッフが同日未明に発熱。検査で陽性と判明した。また、通園する女児の感染が判明したパレット保育園・高津（高津区）は２６日から臨時休園する。
横須賀市は３２人を発表。２０代男性１人と４０代男性２人は海上自衛隊員で、これまでに６人の感染が確認された横須賀地区所属部隊かは調査中。５０代女性は米海軍横須賀基地の従業員。
相模原市は２２人の感染を発表。うち６０代女性は市内の介護施設で働く看護師。
藤沢市は１６人の感染を発表。６０代男性は県内高校の教員で、発症２日前から生徒への接触はなかったとしている。
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