28日（日）は、全国の広い範囲で雨や風が強く、荒れた天気になるおそれがある。 西・東日本の太平洋側を中心に激しい雷雨にも注意が必要だ。
関東も深夜には春の嵐に
28日は、日本海と太平洋沿岸をそれぞれ前線を伴った低気圧が東へ進む見通し。午前11時現在、すでに西日本の広い範囲で雨が降っていて、雨の範囲は次第に東へと広がる見込み。 また、低気圧や前線に向かって湿った空気が流れ込んでいる影響で、大気の状態が不安定となり、九州を中心に激しい雨も観測されている。このあと、雨の中心も東へと移っていきそうだ。
各地の雨のピークは、九州や四国では夕方にかけて、近畿や東海では夕方から夜遅くにかけて、関東や東北では今夜から29日（月）明け方にかけてとなりそうだ。 局地的には雷を伴って非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがある。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、落雷、竜巻などの激しい突風にも注意が必要だ。また、風も強まるため、強風や高波にも注意が必要となる。
雪崩にも注意
28日日中の気温は、この時季としては高く、4月並みの所が多い予想。 気温が高い上に雨が降るため、雪がまだ多く残っている地域では、雪解けが進む見込み。雪崩や雪解けによる川の増水などにも注意が必要だ。 （気象予報士・佐々木聡美）
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