大阪府大東市のマンション3階の一室で28日朝、若い女性の遺体が見つかった事件で、室内に複数の刃物と血の付いたバールのような鈍器が残されていたことが捜査関係者への取材で判明した。大阪府警は同日、女性はこの部屋に住む私立大4年の吉岡桃七(ももな)さん(21)と確認されたと発表。全身に切り傷や殴られた痕があり、府警は殺人事件とみて調べている。
事件を巡っては、近隣住民の110番で警察官が現場に到着した直後、真下の2階の部屋から出火。住人の40代とみられる男性が室内で倒れ、間もなく死亡した。二つの部屋のベランダにははしごが掛けられており、府警は男性が殺害後に自室に戻って自殺を図ったとみて、身元や詳しい動機の特定を急いでいる。
捜査関係者によると、吉岡さんは1人暮らし。ワンルームのベッド横でうつぶせの状態で倒れていた。吉岡さんの部屋のベランダに掛けたはしごを上ったり、下りたりする人物の目撃情報がある。男性は2階に移動後に自ら火を放ったとされ、室内では油のような臭いが確認された。男性に目立った外傷はなかった。吉岡さんと男性の間にトラブル情報はないという。
現場はJR片町線住道駅から北東約900メートルの住宅街。通報した近所の男性会社員(46)は同日早朝、「お母さん、お母さん」という女性の叫び声を聞いた。現場マンションを見ると、緑色の服を着た男性が大声を上げて3階の部屋のベランダに現れ、はしごをつたって2階の部屋に下り、間もなく2階から火や黒煙が出たという。男性は「こんな身近な場所で殺人事件が起きるとは思わなかった」と驚いた様子で話した。【安元久美子、森口沙織、隈元悠太】
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