GI登録「辺塚だいだい」のジン 香り爽やか、本格焼酎ベース 数量限定発売へ | 鹿児島のニュース - 南日本新聞

小鹿酒造が発売する辺塚だいだいのジン「ＡＩＲＡ　ＯＲＩＧＩＮ」（同社提供）

　小鹿酒造（鹿屋市吾平）は、肝付・南大隅両町に固有の香酸かんきつ「辺塚だいだい」を主原料にした同社初のクラフトジン「ＡＩＲＡ　ＯＲＩＧＩＮ（アイラオリジン）」を開発した。地理的表示（ＧＩ）保護制度に登録された貴重な果実が原料のため、２５日から数量限定で県内の酒店で先行販売する。

　昨年８月にジン向けの蒸留器を導入し、商品開発を始めた。本格焼酎をベースにし、アルコール度数は４７％。果皮の苦味が酒にうつらないよう、生の果実を丸ごと蒸気で蒸すことですっきりとした香りだけ取り出した。ほか、香り付けにジュニパーベリーも使っている。

　商品名は地元・吾平のオリジナルという意味に加え、スコッチウイスキーの聖地である英・アイラ島の人気にあやかった。

　日髙裕二社長（６０）は「辺塚だいだい特有の爽やかな香りが引き立つジンになった。好みに応じて炭酸割りやカクテルで楽しんで」と話す。

　７２０ミリ、４４００円。１５００本限定。小鹿酒造＝０９９４（５８）７１７１。

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