病気の治療による副作用などで髪の毛を失った子どもたちのためにウイッグ用の髪を寄付する「ヘアドネーション」に、彦根市西今町、金城小学校五年浅野仁愛(みのり)君(10)と母早苗さん(42)が協力した。二人は二十六日、同市平田町の美容室「アル・ピュール」で、寄付用に約二年間伸ばした髪を切った。
寄付に必要な三十一センチの髪を束ね、ばっさりカット。その後、短くなった髪をきれいに整えてもらった。仁愛君は「さっぱりした!」と久しぶりの短髪を何度も触って感触を確かめていた。
早苗さんは今回が三回目の寄付。次男の芽生(めい)君(6つ)を出産した後、伸びていた髪を切ろうとした時に、テレビのニュースでヘアドネーションを知ったのがきっかけ。その後、テレビで寄付された髪でおしゃれを楽しむ女の子を見て、繰り返し寄付するようになったという。
早苗さんはヘアドネーションをするとき、息子たちに「強い薬で髪が抜けてしまう子たちを応援するためにしているんだよ」と話していた。二〇一九年の夏、仁愛君は「そろそろ散髪行きなさい」と言われると、「切らない!ヘアドネーションしたい」と自ら髪を伸ばし始めた。両親は「やりたいことはや...
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