茂木敏充外相は4日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大でワクチン確保に苦しむ台湾に対し、国内で製造した英アストラゼネカ製のワクチン約124万回分を無償提供すると発表した。茂木氏は平成23年の東日本大震災の際に台湾から多くの義援金が寄せられたことに触れ、「台湾との重要なパートナーシップ、友情を踏まえた今回の提供になる」と述べた。ワクチンを積んだ輸送機は4日午後に台湾に到着する。
茂木氏は、台湾側から要請があったことを明らかにしたうえで、「7月以降は台湾での生産態勢が整ってくるが、現状において非常に調達が厳しい状況にある」と指摘した。
茂木氏は台湾以外の国・地域への提供に関し、「基本は日本国内の接種に必要な量を確保し、上回る分について国際的な協力も行いたい」と説明。「各国の感染状況、ワクチンのニーズ、日本との関係、さまざまな要素を考えながら判断していきたい」と述べた。
台湾では感染が急拡大する中、ワクチンの迅速な調達が課題になっており、蔡英文総統は先月、一部の海外製薬会社からのワクチン購入に関し、中国の介入で契約できていないことを明らかにしていた。
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