【動画】平泉の僧侶らが奥州藤原氏時代の香りを再現した香り袋が人気=三浦英之撮影
岩手・平泉が世界文化遺産に登録されて10年を迎えたことを記念し、平泉の僧侶らが奥州藤原氏時代の香りを再現した香り袋「平泉のかをり」を売り出した。手紙に入れて香りを送るための「文香」と、名刺入れに入れて香りを移す「名刺香」の2種類で、人気を集めている。
香り袋は、毛越寺の僧侶、南洞法玲さん(42)らが中心となって開発した。平安時代、お祝い事の際などにたかれていた「黒方」という香りの処方箋(せん)を元に、6種類の香料を調合して作った。
平泉では2011年、中尊寺、毛越寺、観自在王院跡、無量光院跡、金鶏山の5カ所が世界文化遺産に登録された。12年には264万人の観光客が訪れたが、コロナ禍で昨年は90万人に激減。今年も記念イベントが相次いで中止・延期になり、大きな打撃を受けている。
南洞さんは「コロナ禍で平泉を訪れることができなくても、奥州藤原氏時代の香りをかぐことで、当時の栄華に思いをはせていただけたらうれしい」と話している。(三浦英之)
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