岐阜県と岐阜市は4日、新たに188人の新型コロナウイルス感染と、入院していた大垣市の90代男性の死亡を確認したと発表した。1日当たりの感染者数が200人を下回るのは12日ぶり。感染者は累計1万6417人、死者は計204人となった。 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は86・48人。3日時点の入院患者数は519人で、病床使用率が63・6%となった。宿泊療養施設の入所者は801人、自宅療養者は595人。重症者は30代が1人減った一方、50代が2人増えて22人となった。 感染者は5日連続で前の週の同じ曜日を下回った。ただ、県健康福祉部の堀裕行部長は「重症者が日々、増えている。重症化した患者の転送先を決めたりとかなり厳しい調整をしており、重症になってもきちんとしたケアができなくなることを一番危惧している」と警戒する。 クラスター(感染者集団)は新たに7件を確認した。このうち大垣市の大学の運動部で5人の感染が判明。この大学で運動部のクラスターが発生するのは5回目で、今回の運動部では初めて。 他に大垣市の障害者通所施設で利用者3人と職員2人の計5人の感染を確認。岐阜市と本巣市、関市では、それぞれ職場の従業員らの感染が明らかになった。 拡大したクラスターは11件だった。 新規感染者の居住地別は岐阜市37人、大垣市23人、可児市18人、中津川市、土岐市が各11人、瑞穂市9人、多治見市、美濃加茂市、各務原市が各8人、関市、養老郡養老町が各7人、海津市5人、美濃市、羽島郡笠松町が各4人、高山市、瑞浪市、羽島郡岐南町、不破郡垂井町が各3人、山県市、揖斐郡揖斐川町、本巣郡北方町が各2人、羽島市、恵那市、本巣市、郡上市、揖斐郡池田町、加茂郡坂祝町、可児郡御嵩町が各1人。愛知県2人、三重県1人。 年代別は1歳未満3人、10歳未満15人、10代22人、20代54人、30代29人、40代31人、50代11人、60代8人、70代10人、80代5人。
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