映像に合わせた香りの演出 磐田の博物館でＶＲシアター開設 - 中日新聞

香りと音と映像を同時に体感できる「ＶＲシアター」の室内＝磐田市香りの博物館で

　磐田市香りの博物館は十二日、香りと映像と音を同時に体感できる「香りのＶＲシアター」を二階シアタールームに開設した。幅、奥行きともに五メートル、高さ二メートルの室内の壁と床がスクリーンとなり、さまざまな映像と関連する香りの演出が楽しめる。

　「ローズ＆ファンタジー」をテーマにした六分の映像は、赤や白のバラが大きく映し出され、タイミング良くバラの香りが降り注ぐ。月夜にホタルやチョウが舞うシーンでは、森林の香りが漂う。宇宙空間に地球や宇宙飛行士が浮かぶダイナミックな映像などもあり、三月以降に映像メニューを増やしていく。

　一九九七年の開館以来あった「香りの小部屋」が老朽化したため、子どもから大人まで楽しめる体感コーナーとして改装した。

　入館料は大人三百十円、高校生以上二百円、小中学生百円。毎週月曜日休館（祝日の場合は開館、翌日休館）。（問）同館＝０５３８（３６）８８９１　（宮沢輝明）　

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