政府は8日夜、ロシアと交戦中のウクライナに防弾チョッキなど自衛隊の装備品を提供するため、航空自衛隊の輸送機「KC767」を隣国ポーランドに派遣した。
政府は同日、国家安全保障会議(NSC)の9大臣、4大臣会合をそれぞれ持ち回りで開き、装備品の提供を正式決定した。提供するのは防弾チョッキやヘルメット、防寒服など。防弾チョッキの提供を可能とするため、防衛装備移転3原則の運用指針を改定した。外務省では、林外相とウクライナのセルギー・コルスンスキー駐日大使が関連文書への署名式を行った。
松野官房長官は同日の記者会見で、「ウクライナに対してできる限りの支援を行う」と強調した。
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