最年長の遺族として参列したのは広島県安芸高田市の澤崎卓兒さん(95)です。
澤崎さんの兄の進さんは終戦直前の昭和20年7月にフィリピンで戦死し、同じく兄の源次さんは終戦後シベリアに抑留され昭和22年12月に病死しました。
澤崎さんは兄の進さんの写真を持って参列していて「兄に今のわたしを見て安心してほしいという思いで参列しました。わたしも終戦の1年後にいまの北朝鮮からの引き揚げで大変苦労をしましたので、若い人にはこのような思いは絶対させたくない」と述べました。
そして年齢的にもことしが最後の参列だとしたうえで「追悼式はこれからもずっと続いてほしい」と話していました。
ロシアによるウクライナ侵攻については「絶対にあってはならない」と話していました。
また、戦争の記憶を受け継いでいこうと、遺族として参列した高知県の小学2年生で7歳の磯野万葉さんは、曾祖父の吉川重久さん(当時30)が東部ニューギニアで、大伯父の公文良男さんが中国で戦死しています。
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