祭りに向け手打ちそばを準備する全麺協の関係者＝南砺市の利賀国際キャンプ場
南砺市利賀地域の新イベント「新そばを味わう祭りｉｎＴＯＧＡ」（富山新聞社後援）は２１、２２日、利賀国際キャンプ場で開かれる。北海道や長野県産の新そばをざると温かいそばで味わうことができる。２０日はそば打ちで協力する全国麺類文化地域間交流推進協議会（全麺協、本部東京）の会員が開幕日に備え、うぐす色の新そば約７５０食分をこしらえた。２日間で３千食を提供する。
２０日は同協議会西日本支部の大阪、兵庫、広島の会員や中日本支部の長野、富山の会員が参加した。メンバーは協議会のそば道段位認定制度で５、６段を持つベテランで、手際よくそばを打った。
全麺協西日本支部長の篠原美文さん（７５）＝広島県尾道市＝は「新そばは色合いに加え、香り、風味が特徴。大勢の人に味わってほしい」と話した。
ざるそば、温かいそばはそれぞれ６００円。１００円で天ぷらを加えることができる。このほかクマ汁や五箇山のおやき、イワナ塩焼き、五平餅など里山の味覚をそろえる。太鼓や郷土民謡などのステージイベントもある。
冬恒例の「利賀そば祭り」は雪不足やコロナ禍で２０２０年から中止が続き、負担が少なく、旬の新そばを味わえる時期に企画した。
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