Pages

Monday, April 8, 2024

来春再開「ぐんまフラワーパーク」 摘んだり 香り楽しんだり 花と遊ぼう:東京新聞 TOKYO Web - 東京新聞

 来年4月に営業再開予定のぐんまフラワーパーク(前橋市)について、県はリニューアルの概要を発表した。「ENJOY花と遊ぶ」をコンセプトに、見るだけでなく、花を摘んだり、香りを楽しんだりもできる空間に整備する方針。アスレチック施設も整え、大人が中心だった客層に加えファミリー層の獲得も目指す。(羽物一隆)

リニューアル後の大花壇のイメージ

リニューアル後の大花壇のイメージ

 中央に位置する大花壇は起伏をつけて、視覚的に花に囲まれるような効果を狙う。バラやアジサイなど、季節ごとの花を植えていく。花壇の中にベンチなどのある滞在可能なスペースを設け、「ゆったりと花と過ごす」空間とする。

 アスレチックは温室に整備し、「ひだまりサイト」と名付ける。天候の悪い日でも楽しめ、子どもが遊びながら「鳥や虫の目線」で花を観察できるように工夫をする。また、花を摘んで持ち帰れるアクティビティーを用意する。

アスレチックを設ける「ひだまりサイト」のイメージ(いずれも県提供)

アスレチックを設ける「ひだまりサイト」のイメージ(いずれも県提供)

 池のある「ミナモテラス」にはレストランや売店を設け、食べられる花などの食事を提供する。日本庭園の「里山ガーデン」には古民家風のカフェを整備し、エリアの雰囲気にあった空間に仕上げる計画だ。

 県は新年度当初予算などで、建設費46億円を計上。うち16億円は国の交付金を財源とする。入場者は年40万人を見込み、リニューアル前の18万人から倍増以上を目指している。以前は年1億7千万円の指定管理料を払っていたが、再開後はレストラン・売店の収益の半額を県に納める予定で、年3200万円の収入を見込んでいる。

 合計で年間約2億円の県財政収支改善を予想しているが、入場者の増減で変動する。山本一太知事は発表時の定例会見で「あらゆる事業にはリスクが伴うが、他にない魅力的な施設になるように知恵を絞ってきた。栃木や茨城の施設に負けないような、群馬ならではの施設にしたい」と述べた。

関連キーワード



おすすめ情報

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 来春再開「ぐんまフラワーパーク」 摘んだり 香り楽しんだり 花と遊ぼう:東京新聞 TOKYO Web - 東京新聞 )
https://ift.tt/yRI0FC4

No comments:

Post a Comment